阪神から西武ライオンズにトレードされたタブチくん。かつては若武者と呼ばれたが、今は”打てない、走れない、守れない”と3拍子揃ってしまった残念選手に。タコヤキを食べ過ぎて太ったのが打撃不調の原因。世間に「タブラン」(タブチのランニングホームラン=絶対ありえないこと)とまで言われる始末。そんなタブチにネモト監督、ツツミオーナーはハラハラ。ときどき邪魔しにくるヤクルトのヤスダやヒロオカ元ヤクルト監督も気になる。ミヨ子夫人の愛に支えられ、今日も彼のバットは空を切る。
さっぱり強くならないライオンズとパッとしないタブチくん。同じくスワローズとヤスダくん。’79年のペナントレースも決まり、ともにリーグ最下位。家事担当を決めるためにミヨ子夫人とジャンケン対決をするタブチくん。子供だましの魔球教室を開いたり、タブチくんの海外キャンプについて行っちゃうヤスダくん。相変わらずのんきなふたり。シーズン入りでは日本ハムの新人キダにひねられ、タブチくんの’80年ペナントレースは今年も暗雲が立ち込める。
相変わらず絶不調なタブチくんのおかげで連敗続き、パリーク最下位常連のライオンズ。看板選手のタブチくんが打てば打つほど負けてしまう。しかも、ヤスダが履歴書を持って球場にやってきたり、ドカベンの言葉に刺激を受けたノムラが急にハッスルしたりとてんやわんや。困ったネモト監督とツツミオーナーは、タブチの魅力を訴えようと"タブチデー"を企画するが大失敗。そんな時、ミヨ子夫人がなんとチアガールになって現れた!