カナダのケベック州にある、開拓牧場の一人娘・シャルロットは、父・アンドレと平穏に暮らしていた。しかし彼女が12歳の誕生日を迎えると、アンドレは重要な秘密を打ち明ける。母・シモーヌは生きていること、そして自身はフランス大貴族・モントバーン家の跡取りであったが、身分を嫌ってカナダへ渡ってきたことを。 アンドレはシモーヌをフランスから呼び戻そうとしたが、その矢先、事故死してしまう。父亡き後、牧場を乗っ取ろうとする人の陰謀にも負けず、けなげに生きていく。 やがて、母と祖父に会うためフランスへ。謎の少年・ナイトをはじめ人々の蔭からの支えにより、母との再会を果たす。メイフラワーが咲き誇る5月に、シャルは自分の幸せをかみしめると同時に、父が亡くなってからのこれまでの苦労を思い出しながら、助けてくれた人たちへの感謝の気持ちで胸が一杯になるのだった。
かつて、この世界は邪神竜ディアボロスによって魔物が束ねられ、魔物が凶暴化していた。だが14年前、当時7歳で勇者と呼ばれた少年ザードがディアボロスを倒したことで魔物が沈静化し平和な世界が訪れた。 だが4年後、ディアボロスは復活し、魔物が再び凶暴化し始めてしまう。ザードは再びディアボロスに会うために向かっていたが、彼が帰ってくることはなかった…。 時は4996年、ザードの親友であるカイは、ザードが語っていた「人間と魔物の共存」が本当に可能か確かめるために旅をしていた。旅の途中、魔物と心を通わせる不思議な少年「十六夜」とダークエルフの生き残りらしい褐色の肌の剣士「ジェンド」と出会う。カイは彼らに「人間と魔物の共存」の可能性を見出し彼らと旅するようになる…。