『西遊記』を基にした石川英輔によるSF小説『SF西遊記』を原案とする。TVアニメシリーズの第8話「悪夢のバリバリゾーン 」を1979年春「東映まんがまつり」で公開した作品。1970年代後半の「宇宙戦艦ヤマト」に始まる松本零士ブームの最中に製作され、松本零士がアニメ用の設定を描き下ろした。美術は「サイボーグ009 超銀河伝説」や「ゲゲゲの鬼太郎」、「ドラゴンボール 魔神城のねむり姫」の伊藤岩光。オーロラ姫(=玄奘三蔵法師)の大王星行きを阻止するため、バリバリモンスターはコスモス号を中性子ゾーンに誘む。そこは妖しい光で幻覚を見せて互いに争わせるバリバリエネルギーが通常の100倍にもアップしているのだ。光のショックで気を失ってしまったハッカとクーゴは、目を覚ました途端に幻覚に惑わされ大乱闘。ただ一人まともに光をみなかったジョーゴは、二人を正気に戻そうとするが、怒ったクーゴがコスモス号を破壊するとアストロ棒を向けてくる!