2021年。アメリカ合衆国をはじめとした先進工業諸国による規制の努力もむなしく、異星人ペドラーがもたらした意識制御型汎用作業機械「エグゾフレーム」は、全世界に拡散していた。アフリカの新興国、アザニア共和国の大統領ライラ・レシャップは、誰もがタダ同然で利用可能な、この異星の汎用機械によって発展途上国の技術的独立を達成しようと、明に暗に策をめぐらす。一方、ボウマンたち海兵隊員は、アザニアの動きに対抗するため、エリア51において極秘のうちに海兵隊専用エグゾの開発を始めるのだった。
2014年、突如現れた異星人は、人類に対して「交易」を要求。 彼らが石灰岩の対価として地球にもたらしたのは、 意識制御型汎用ロボット「エグゾフレーム」だった。 戦闘機よりも戦車よりも銃よりも安価で、 誰でも簡単に乗りこなすことができる「エグゾフレーム」は、 またたくまに拡散し、世界を変えていく――。